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2009年12月30日

COUNTDOWNおのみち2009-10

●COUNTDOWNおのみち2009-10

日 付 2009年12月31日(木)
開催時間 18:00~25:00
開催場所 みなとオアシス尾道(尾道市西御所町5、県営2号上屋)
内 容 バンドの演奏やアートを楽しみながら年越しを迎えませんか?2010年が明るい年になるように楽しんで下さい。

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 「本因坊秀策公演を終えて」

11月29日、庄原市で開催された県民文化祭「演劇・ミュ-ジカルの祭典」に参加をしてまいりました。前日のリハ入りは仕事の都合などで全員は難しく、裏方含めて9人の参加でした。庄原市の担当職員の人たちが出迎えてくださる。荷物を運び込みリハの順番を待つ。役者たちは、会場である市民会館の中を散策、裏方は小道具の準備、着物の整理など忘れ物がないか最後の点検に入る。フルメンバ-でない今日のリハは代役で進めるしかない。篠本照明さんにその旨を伝える。リハは無事終了。
 当日、裏方含め18名の参加、少し早めに出発。開会式に間に合わせる。県民文化祭の出演は4団体でテゴ-座は最後の時間帯である。他の出演団体のお芝居も鑑賞させていただく。役者達もメイク・着替えを済ませ本番に臨む。いつもの本番がスタ-ト。トラブルもなく約1時間のお芝居はスム-スに流れた。
 全てが終わり、表彰式に出る。実行委員長から「本因坊秀策の存在をはじめて知りました。構成もよく無駄のない芝居である。特に虎次郎から秀策に成長していく過程が押し付けがましくなくほほえましく感じられた。お芝居が練れていて役者達に力みがないのが魅力的だ。虎次郎の思い、囲碁に対する気持ちが私達に素直に伝わってくる。親子の愛情、夫婦の思い、人間が成長する過程など、現在の気持ちをすべて象徴しており、私達に繋がっているところが心をゆさぶる芝居であった。尾道ゆかりの人を演じ続けておられるてごう座に心から敬意を表します。」と身に余る講評をいただいた。結果は優秀賞でした。
 昨年から今年にかけて4回の本因坊秀策公演を重ねてまいりました。11月9日「本因坊秀策囲碁記念館開館杮落とし公演」は秀策生誕の地、因島の人たち800人の人たちにご披露することが出来、公演の中での3基の立派な碁盤は地元の方のご好意で本番に使用させていただきました。囲碁教室の子ども達の出演協力もあり囲碁のまち因島ならではの公演となりました。
 年が明け1月11日はしまなみ交流館での尾道公演でした。毎回、てごう座公演を楽しみに来てくださる人たちから暖かい応援を寄せていただきました。
 7月19日は囲碁サミット2009の開催会場「尾道市民センタ-ココロ』での公演でした。囲碁サミット公演は特に虎次郎と橋本吉兵衛との囲碁対局は秀策の棋譜を忠実に再現しての演出をさせていただきました。「大竹英雄日本棋院理事長」「梅沢由香里女流棋士」からも大絶賛をいただき、テゴ-座員一同大きな感動でした。
 今回の「秀策・虎次郎ものがたり」で大きな存在となった青木兄弟の二人を紹介しなくてはなりません。虎次郎役の青木雄飛君は因北小学校4年生、兄の大河君は同じく6年生、秀策生誕の地、すぐ傍で生まれ育ちともに囲碁を嗜みます。因北小学校の先生から紹介を頂きメンバ-として練習に関わってくれました。ところが今年の4月、お父さんの仕事の都合で大阪の伊丹市へ引越しをしてしまいました。4月以降の囲碁サミット公演は弟君だけの出演、練習に尾道に通ってくれました。県民文化祭は2人で出演をしてくれることになったのですが、中学生になった大河君はクラブ活動があり尾道に帰ることができなかった為、パソコンのスカイプを繋いでの練習としました。その成果もあり県民文化祭公演はリハ、本番ともばっちりでした。こんな練習もメンバ-とともに楽しみながらでした。青木兄弟は無事大役を勤めてくれ、尾道の良き思い出を胸にこれからの人生を頑張ってくれることと願うばかりです。因島のおじいちゃん、おばあちゃん、ご両親の並々ならぬご協力の賜物でした。本当にありがとう御座いました。
 この公演でもう一方忘れてならないのが因島の村上幹郎氏です。さまざまな秀策さんのご相談に載っていただき本当にお世話になりました。
 こうした2年間にわたる「本因坊秀策」公演はてごう座にとりまして大きな感動と成長の日々でした。4回の公演は公演ごとに脚本を変えてどういったお客様が観てくださるのかを想定しながら芝居作りをしました。1回1回の中で感じたことは「全員で力を出し合い、力いっぱい演じさせていただく。」このことを肝に銘じての芝居作りでした。大きな感動をありがとう御座いました。尾道文化の素晴らしさにあらためて心酔した2年間でした。
 この文章を作り終えたところで、悲しい訃報の連絡が入りました。てごう座の監事をしていただいている入船裕二先生の急逝のお知らせでした。いつも脚本作りをお願いしている村上宏治氏とケ-ブル時代からお世話になっている娘婿の長尾光徳に連絡をとり、3人でお悔やみに上がりました。お顔を拝顔すると「先生・・」と言葉になりません。さまざまな思い出が蘇り「お世話になりました。」の言葉しかでてきません。10年前、テゴ-座を立ち上げた時のこと、国民文化祭で平田玉蘊の芝居を手がけたこと、和作先生の芝居に行き詰まりそうだったこと、本因坊の脚本のこと、10周年の記念誌が完成するまで多岐に渡りさまざまなご指導をいただいたことが思い出されてきます。「先生、次回公演は・・・・をやりたいと思います。」とお伝えすると「ええのう、がんばれよ!」の一言でどれだけ勇気づけていただいたか分かりません。お亡くなりになる二日前、先生から村上宏治氏へお電話があり「てごう座の脚本はおもしろいなあ、次はなんの芝居をするんか?」と気にしてくださっていたらしいのです。特に10周年の祝賀会をことのほか喜んでくださったことを昨日のことのように思い出されます。
 大きな柱を亡くした今、悲しみを乗り越える力をどうぞお導きくださいとすがる気持ちでいっぱいです。本当にありがとう御座いました。先生の教えを守りながら頑張らせていただきます。どうぞ、安らかにお休みください。拝。

NPO法人尾道てごう座理事長 田島美鈴

問い合わせ:jimukyoku@tegouza.com